ぺんたゴンチャです。
最近は「パワーカップル」と呼ばれる人々が世の中の中心になりつつあります。
私、ぺんたゴンチャ家では、私が働き、妻は専業主婦ですが、類は友を呼ぶということわざ通り奥様の周りのママ友たちもほとんどが専業主婦です。でもこれはおそらく特殊な世界になりつつあり、やはり「パワー」と呼ぶかどうかはともかく、夫婦とも正社員と言う人々が確実に増えています。
ぺんたゴンチャは現在40代ですが、これくらいの世代だと専業主婦と共働き(奥様が正社員)の家庭は拮抗していると思います。
私よりも年齢が低くなるに従って、奥様も正社員のご家庭が増えていきます。
特にここ10年くらいで女性の産休・育休制度などが発達してきたことと深くかかわっていると思います。
制度自体はもっと以前からありましたが、利用する人は少なかったですので、段々と時代が変わってきたと実感します。
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この時代のこの制度を巧く活用して、奥様もお稼ぎになって自らを「パワーカップル」と仰せになる人々を、私はとんでもなく恥知らずだと思います。
かつては有能な女性でも働き続けるのはそう簡単ではなかったのです。別に専業主婦になりたくてなったというわけではない人がたくさんいるわけです。
「じゃ、今から働けば?」と若い世代は言うかもしれませんが、一度ビジネスの現場を離れて無職期間(世間ではこう認識される)を経た人が就ける正社員の職などというものは大変限られています。
このような社会背景で奥様が専業主婦あるいはパートタイマー勤務という状態を強いられて、世帯収入は基本的に旦那の稼ぎだけという人々に対して、「自分たちはパワーカップルです!あなたたちは一人しか働いていないから世帯収入が少ないのです!」と言わんばかりの態度でイキり散らされてはほとほと閉口する次第でございます。
できますれば、パワーカップル様には経済を回していただくべく、都心三区のタワマンをローン限度額いっぱいお買い上げいただいて、子供は私立+SAPIX+お金のかかる習い事をさせていただき、さらに高級車を乗り回していただいて、毎年二回は海外旅行に行かれ、奥様は毎週エステに通い、旦那はお高めのバーで毎日ワインを開け、毎週家族でお高めのレストランで舌鼓をお打ちになり、ある日、奥様が「仕事続けたくないの。疲れた。」と言う状況になってほしいなと切に願うものであります。
そして、意外とそういった事態に陥るご家庭は多いように思えます。
なぜなら、女性が定年までお仕事を続けるというモデルは、おそらく日本史上では、公務員くらいしか見当たらないか、あっても全体から見ればマイナーケースだったからです。
自分の母親を見たとき、女性がずっと働き続ける、ということは頭で考えるよりも実際は難しいと感じる方も結構いらっしゃると思いますし、実際に子供ができて数年したら退職してしまったという方も私の周りにもいます。
そうしますと、世帯収入は半分になってしまうわけで、自分たちが「パワー」と見なしていたものがその時初めて砂上の楼閣だったことに気づくのだと思います。
生活のあらゆるものの水準を上げてしまっていると、これでは一気に路頭に迷います。しかし、自らを「パワーカップル」などと僭称する人々にはそうなっていただく他ないとすら思えます。
かつても今も、男性は「家庭を支えなければ」という重荷を背負い、職場で不当に詰められたり、客に無理難題吹っ掛けられて胃に穴が開いたりしながらも仕事をし続けたわけです。一方で女性の労働観はおそらくそういうものではないと思います。
つまり、何かあったら辞めてしまう可能性もあるのです。だとしたら、「パワーカップル」と名乗って良い人は、奥様がおっさん同様に職場の激詰めや客の罵倒や不当な扱いにもめげずやっていく覚悟がある人だけなのです。
その覚悟なしに、そして上の世代の涙を顧みることなく、軽々しく「パワーカップル」などと名乗る人々は鼻につくものです。
すべてはあなた次第です。
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