ぺんたゴンチャです。

スタートアップ企業が色々と面白い人事制度を考案し、人材を集めたり、できるだけ長く勤めてもらおうと頑張っています。
これを以って、「大企業より充実している!」と考える人もいるようです。

面白い人事制度(福利厚生)としては、こんなものがあります。

・ずる休み制度
気分が乗らない、かったるい、といったときに正直に申告すれば休暇を取れる制度。ただし四半期に1回。

・お菓子が常備で食べ放題
・個人でサーバ契約の費用補填
技術者は個人でAWSを契約して趣味や勉強に使う人が多いですが、そういう費用を会社が出してくれるそうです。月10000円まで。

・推しのタレントなどの記念日
推しタレントの誕生日やイベントがある日は休暇を取って良い制度です。

どれもユニークで良い制度だと思います。しかし、これで大企業を追い抜いたかというと全くそのようなことはありません。最も金銭的に大きな仕組みがここにはありません。

それは、家賃補助退職金制度です。それに加え、会社がある程度傾いても雇い続けるだけの体力、さらにリストラの際は早期退職制度でさらにお金を貰える仕組みなどです。

スタートアップやベンチャー企業で家賃補助を出してくれる会社はどちらかというと多くはありません。あるとないとでは月間の可処分所得に大きく響いてきます。

また、スタートアップでは退職金制度を持っていない会社が多いです。一般に大手企業の退職金は、新卒から定年まで勤め上げると2000万円ほどです。

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↑自分で運用しても簡単に到達できる金額。しかも中途採用者は全然大した金額ではない。

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「さあこれからは老後を楽しむぞ」となったときに、これだけの大金が振り込まれるのと、1円も貰えないのでは相当その後の生活設計が変わります。

また、スタートアップ企業は体力がありませんから、あなたに活躍の場がなくなれば雇い続けることはできません。確かに法律では簡単に解雇できないようになっているとはいうものの、中小零細ではそんなことは有名無実です。

要するに、ベンチャーやスタートアップ企業は、お金をかけない範囲で魅力的な制度を作って、人を引き留めようとするわけです。

「じゃあスタートアップ企業は無しだね・・・」とガッカリされたでしょうか?

私、ぺんたゴンチャはそうは思いません。驚いたでしょうか?これだけディスっておきながら、スタートアップやベンチャーが無しとは考えていないのです。

やはり、お金がないなりに考え出された制度というものは自由で魅力的です。
制度が整っていなかったりしますが、あなたが仕事のできる人間であれば、逆にあなたの勝手に過ごすこともできます。
零細企業はよく属人的だと言われますが、それを逆手に利用するわけです。
「あの人はあれでいいんだよ」と自然に思われてしまうようにコトを運べばよいのです。

一方で、退職金がないといった部分に関しては、あなた自身が資産運用を活用するほかありません。
2000万円といえば確かに大金です。

大金ではあるものの、これは元手300万円と同じです。
23歳で就職し、65歳で退職するまで42年間の運用期間があるとします。
元手320万円を年利5%で運用すれば、およそ2000万円となります。

さすがに新卒入社の頃に300万円を持っている人はあまりいないでしょうから、もう少しお金が貯まる頃から運用開始として、仮に運用期間を25年、過去実績の8%を当てはめると、2000万円となります。

所詮、その程度の資金です。多くのサラリーマンはそのような運用を自分でやることなどしませんから、代わりにそうした自由なスタートアップ企業で自由な環境を享受しつつ、退職金相当額は自分で運用するというプランも悪くないと思います。

逆にそのお金の部分に絡めとられて、本当は嫌なのに一つの会社で一生を終えるのは時間を消費しているという点で勿体ないとすら言えます。

すべてはあなた次第です。
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