ぺんたゴンチャです。

米国株相場が何やらきな臭い動きを見せています。インフレ率は5.2%と高止まりし、下げる気配が見えません。パウエルFRB議長は過去何か月にも渡り、「今のインフレ率は一時的で、その内沈静化する」と言い続けていますが、その兆しは見えては来ていません。

これを受け、債券相場では長期債が売られまくり、すなわち金利が上昇しています。
金利が上昇していますから、株式は上がりません。(金利が上がれば、株は上がらないという関係があります。)

また金利上昇に加え、企業業績の見通しも徐々に悪化しつつあります。

業績が悪化している原因の一つは、コロナ変異種の影響です。世界各地にある工場が、コロナの影響で稼働していません。

モノを作ることができないので、当然ながら業績に響きます。製造業や小売りの業績が悪ければ、周辺サービス業にも影響が及びます。

物不足のインフレが起きているわけで、これは単純に金融緩和を続けることは事態の打開にはなりませんし、大型インフラ開発の経済対策も意味をなしません。

インフレが起きているなら、金融緩和ではインフレを加速させてしまいますし、建設等のインフラ開発は、物不足を加速してこれもインフレを加速させてしまうからです。

こう考えると、現在のインフレ状況は一時的ではない可能性があります。だから、債券は売られまくり、結果、金利が上昇しているのです。

さて、中長期的な相場の影響を考えてみましょう。最悪な状況は、ITバブルの崩壊をイメージすると良いと思います。

かつて2000年をピークとして株式市場は崩壊したわけですが、S&P500指数は2002年に底入れするまで実に半値になりました。チャートをご覧ください。

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↑ITバブル時のチャート。オレンジ線は、S&P500指数。青は金価格。

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ダメージを小さくする方法はないでしょうか?

チャートの青い線はゴールド価格ですが、株式相場とは逆に株価が復調するまでの間、金価格は+30%ほどの値上がりを演じました。また、当然のことながら、2002年から株式投資を始めた人は、その後、楽勝で儲けることができました。

以上から、今回の状況が最悪を迎えると、株ポートフォリオは50%ダウンと考え、一部をゴールド、今ならデジタルゴールドであるビットコインにしておき、さらに一部をキャッシュ化しておくのが、防御力が高い戦略と言えます。

少なくとも、現在は株を追加買いする状況ではありません。

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