ぺんたゴンチャです。

日本株がこのところ元気です。バブル崩壊後の最高値を日々更新し続けています。しかし、まだバブル期の絶頂には距離があります。

今の状況を見て、30年レベルでの超長期のブレイクアウトが発生したと捉える向きもありますが、実際のところどうなのでしょうか?
私、ぺんたゴンチャは「日本株が今後上昇を続けていくことはないだろう」と考えます。

まず、バブルの1980年代後半から現在までの日経平均株価チャートを見てみましょう。
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↑日経平均株価の推移(1985年~現在)

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確かに、30年以上の時をかけた大きな大きなカップ・ウィズ・ハンドルが描かれそうになっているようにも見えます。
カップ・ウィズ・ハンドルとは、大きなお椀状の形状を描きながら、そのあと、小さな下げからのリバウンドを描くような株価の推移を表し、これが発生すると、一気にブレイクアウトして株価が上昇トレンドに入ると言われています。

テクニカルにはそういうことが言えるのかもしれません。
一方、ファンダメンタルズはダメダメなのではないでしょうか?

日々、日本株のアナリストたちは業績が上方修正されている企業が多い、などとおっしゃいますが、もっと俯瞰して見れば、そもそもこの国は様々な分野で制度疲労を起こし、きちんと回らなくなっていることは論を待ちません。

そのことは、就職氷河期世代を放置して、将来に問題を先延ばしにしてきたり、コロナ対応で医療資源の最適な配置がロクにできなかったり、あらゆる産業でかつてお家芸だったものが外国企業の独壇場になったり、新しい産業はまったく育たずいまだに株価指数の上位銘柄は30年前とあまり変わらなかったり・・・とにかくオワっている感を、あなたは嗅ぎとっているのではないでしょうか?

また、昔からの企業が残り続ける一方、経済成長率は万年低く、人口は減り続け、社会の中枢を担うべき世代が困窮し、従ってその子供の世代にもそれは波及することは確実です。

どうして長期的に投資できる対象になり得るのでしょうか?
これだけ悪条件が揃っているのに、日本株が買いだというのは「おかしい」と思うべきです。

長期でインデックス投資なら、日本株よりも経済的基礎条件が揃っている国から選ぶか、全世界株式にしておくのが無難です。

すべてはあなた次第です。
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