ぺんたゴンチャです。

ビットコインを始めとした仮想通貨全般が大激震を受けています。その理由は、中国大手不動産でペロッパーの恒大集団のデフォルトを受け・・・ではなく、中国政府が仮想通貨に対する厳しい規制を発表したことによります。

規制の内容は、仮想通貨は関連サービス含め全てが違法だということです。
しかも、刑事罰の対象にするという内容でした。

かなり厳しい内容でしたので、ビットコイン価格は、ニュースが出回った9月24日(金)夕方におよそ500万円から450万円に急落、実に10%もの大きな下げに見舞われました。こちらがそのときの値動き(1時間足)です。
chinabtc20210925a
↑直近BTC価格。1時間足。水色=中国の規制発表のあった時間帯。

SPONSORED LINK


記憶の良い方なら不思議に思われたかもしれません。
それは既に中国は仮想通貨を禁止していたはずです。今更、また禁止すると言っても折り込み済みではないか?とお考えの方もいらっしゃると思います。私、ぺんたゴンチャも、その考えが正しいと思います。

確かに、今回の内容は刑事罰の対象にするとか、一切の仮想通貨関連のサービスは違法にするといった内容で、これまでよりも踏み込んではいます。とはいえ、度々の当局による禁止発令によって、中国の影響はかなり少なくなっていると考えられます。

では、今回の暗号資産の禁止措置により、どの程度の影響があるかを考えてみましょう。

かつての大きな動きは、2つ~3つありました。
一つは、2017年9月4日にICO(Initial Coin Offering=株で言うIPO)を禁止したこと、続いてその一週間後に、取引所の閉鎖を計画との報道がありました。

では、2017年9月以降のBTC相場はどうだったでしょうか?
chinabtc20210925b
↑2017年9月前後のBTCチャート。現在とはケタ違いに安い。


上記のチャートは当時の1週間足です。水色で囲ったところがまさに当局による規制があった時期です。
52万円から30万円まで大幅に下落しました。-40%の大幅下落です。
これに比べると、今回の下落幅はたったの-10%に過ぎず、既に中国が暗号資産相場に及ぼす影響はかなり減じられていると言えます。

しかも、2017年9月の規制の後は、ビットコイン相場はあっという間に下げた分を取り戻し、どんどん上昇を続けました。

二つ目(三つ目?)の大きな事象としては、今年5月21日、マイニング業者とトレーディング業者を取り締まったことです。

このときは相場は大きく下げましたが、そもそもこれは4月の米コインベースの上場期待で過熱していた相場が、同社上場がズッコケたことで一気に値崩れを起こしたという背景がありますので、中国の取り締まりがどの程度影響したのかは不明です。
少なくとも、現在はその時の価格よりもずっと高いです。

要するに、中国が規制や取り締まりを発表すると、短期的には相場は影響を受けるけれども、BTC相場の大きな趨勢を変えるほどの力はなく、しかも今ではその影響力も随分小さくなったと、私、ぺんたゴンチャは考えます。

従いまして、長期的に見れば今回の厳しい規制は朗報です。

徐々に小さくなってきた中国の影響力が、その最期を迎えているからです。中国の投資家やマイニング事業者が世界を支配することはこれ以降はなく、より一層、既存金融の枠組みで安全に使える価値保存手段として選好されていくことになるでしょう。

すべてはあなた次第です。
ぺんたゴンチャから親愛なるあなたへ。
↓こちら、応援クリックして頂けると嬉しいです!
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村

SPONSORED LINK