ぺんたゴンチャです。

年収600万円世帯の家庭が子供を大学へ行かせると貧困家庭と同じ生活水準を強いられるという記事がありました。確かに大学の入学金、授業料はどんどん上がっている一方、実質的な年収は毎年下がり続けています。かなりの負担となるのは間違いありません。

どれくらい大学の学費が上がっているか、ご存じでしょうか?
こちらをご覧ください。

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↑失われた30年という割には大学はどんどん学費を上げてきた。

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平成元年では、国立大学は年間34万円ほど、私立大学でも57万円に過ぎませんでした。

それが、平成25年になると、国立大学は54万円近くと1.6倍に値上げされ、私立も86万円でこちらも1.5倍となっています。データが少々古いのですが、令和の現在でも値上げの傾向は続いています。

私立大学の場合は、なんやかんやで年100万円近く掛かると考えておくほうが無難です。

一方で年収600万円ですら、稼ぐのは以前より難しくなっており、税金や保険料が多くなっている昨今、額面600万円は、手取り470万円くらいでしょう。
ここに大学の授業料が100万円想定で入りますと、残りは、370万円。
一か月あたりは30万円ほどとなります。
一人暮らしの若い人だと「30万円もあれば余裕じゃん!」とお思いになるかもしれませんが、都内近郊のファミリー世帯であれば、はっきり言って、少し出費があったらすぐに赤字になると思います。

ましてや、兄弟姉妹がいたら生活費をかなり削ることになるでしょう。
下の子も私立高校・私立大学なら、可処分所得は(470-100×2)=270万円となり、一か月はわずか22万円です。
家賃、光熱費を払えば、数万円しか残りません。これでは爪の先に火をともす生活を強いられるのは、想像に難くありません。

具体的には、父親は飲み会には行けませんし、ランチも外食ではなく家から毎日晩飯の残りを詰めていくことになるでしょう。
ガス水道代を節約する為に、お風呂のお湯は少なめ且つ、集中的に入ることを強いられます。
PCもずっと旧型を使い続けなければなりません。
家電類が故障しても、簡単には買い替えられません。
家族で外食することもできません。
食事は質素になるでしょう。肉、野菜は少なく、炭水化物が増えます。
病院での治療も保険外のものは使えません。
理容室も1000円カットを使うか、さもなくば自らバリカンで刈り込むほかありません。
旅行などのレジャーもご法度です。

「そこまでして大学に行く必要などない」と言う人もおられますが、子供の将来を考えれば大学は出してあげたいのが親心です。
生涯賃金で数千万円違ってきたり、高卒では就きたい職に就けない、チャンスが得られない、ということはごくありふれた話です。

子供が二人居て、年収600万円世帯だけどきちんと大学に行かせてあげるのは、贅沢かもしれませんが、一方で将来を思えば必須の出費という、かなり厳しい世の中になったということでしょう。

とはいえ、子供が小さいときからその半分でも貯めてあげて、且つ、子供が高校生、大学生の頃は母親はパートに出て働けば、それほど悲惨なことにはならないはずです。

例えば、子供2人なら、大学の費用は100万円×4年間×2人=800万円ですが、その半分の400万円を17年間で貯めると仮定しますと、一か月19600円を積み立てていけば達成できます。これくらいなら、何とかなるのではないでしょうか。

これを、子供が大学生になったときに、兄弟二人分の学費(200万円)の半分である100万円ずつ毎年崩していけば良いわけです。また、パートで扶養範囲内なら年間100万円ほどの収入になります。

そうすると、兄弟二人分の年間の学費が200万円に対して、取り崩し100万円+パート収入100万円となりまして帳尻が合います。生活水準を落とすことなく、子供達を大学にやることができます。

もっと良いのは、言うまでもなく兄弟二人ともが私立ではなく国公立大学に行ってくれることです。その場合は、もっと低い年収でも子供たちを大学にやれるとも言えます。

とはいえ、国公立大学に行ける保証は何もないので、親としてはきちんと将来の学費を積み立ててあげることが大事でそれすらできない親は、今はやりの「親ガチャ失敗」の誹りを免れないでしょう。

すべてはあなた次第です。

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