ぺんたゴンチャです。
高配当ETFは、長期投資としては悪くない選択肢と言われていますが、実際どうなのでしょうか?
曲解した個人投資家に大人気だったシーゲル流投資が廃れてしまった今こそ、その真価を問いたいところです。
高配当銘柄を自分でピックアップして購入するのはかなり大変だと思います。銘柄選定にミスると終わりです。
そうした失敗をしたくないなら、やはり一定のロジックで銘柄選定される指数への投資が良いでしょう。高配当を得たい場合は、一般に高配当株が多いバリュー株のETFが考えられます。
代表的なものが、バンガードバリューETF(Vanguard Value ETF、ティッカーVTV)です。
1株は現在138ドル前後で買うことができます。
もしバンガードバリューETFを2000万円分買うとどうなるかを検証したいと思います。
まず、このETFの年間配当を見てみましょう。
↑VTVの一株あたりの配当。中々の増配率である。
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そこそこ高い配当です。2020年は1株あたり3.04ドルですので、現在の株価で計算すると、配当利回りは2.2%ほどとなります。
ポイントは増配率です。過去を振り返れば、+10%の増配となる年も多かったです。
そうしますと、今後もやや楽観的かもしれませんが、年10%の増配が続くと仮定すると、7年から8年後には今の倍の配当金額が振り込まれるという計算が立ちます。
同様に16年後には今の4倍です。
もし今あなたが40歳くらいだとして、手持ちに2000万円あったら、これを全部、VTVにぶち込むと年あたり44万円の配当を得られますが、20年後、つまりあなたが定年退職する頃には、その4倍である176万円の年間配当を受け取れるようになります。
元本を減らすことなく、毎年176万円の配当振り込みがあれば、相当生活は助かると思います。
60歳から64歳までは年金もなく、労働もしていないとしたら、この配当が生命線です。
配当だけでは生活していくのはおそらく難しいと思います。しかし、やりようによってはサイドFIREは可能でしょう。自分が望む分野で安いけれども収入を得ることができれば、ということです。
また、このVTVの株価自体もそのころには数倍になっているでしょうから、多少の取り崩しも合わせて考えれば、サイドFIREの援護射撃には十分かと思います。
そして65歳からは年金を受け取れますから、それとVTVの配当金を合わせれば年間400万円ほどになりますので、十分な資産を減らすことなく、労働なしに、きちんとした生活をしていくことが可能です。
もっとも、取り崩しをメインで考えるのでしたら、全米株式ETF(VTI)やS&P500のETFなどのほうが良いでしょう。
配当と値上がり益をそれぞれバランスよく、というお考えでしたらバンガードバリューETFがお勧めできます。
意外と心理的に取り崩していくというのは抵抗がありますが、配当金として入ってくるものを生活費として使うのは人間心理から言えば、楽だからです。
すべてはあなた次第です。
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