ぺんたゴンチャです。

日本でFIREするには、家賃や食費などそれなりにお金がかかりますし、税金も高いですから、海外でFIREできないか?と考える人もいるかと思います。果たしてそれは可能でしょうか?

私、ぺんたゴンチャは「不可能ではないが、国民ではないので大変な目に遭うかもよ?帰国しても居場所はないよ?」と考えます。

海外移住FIREの恐ろしいところは、その国の生粋の国民としては見てもらえない、あくまで外国人として永住しているという形ですと、外国人の永住に関する制度が変更されて、滞在できなくなる可能性があるということです。

例えば、香港ですと、永住権を取得するには7年間、そこに住んでいれば条件をクリアします。私ぺんたゴンチャが勤めていた会社(日系)では、かつて別の日系企業で香港駐在となり、数年いる内に居心地が良くなり、現地で転職し、長く香港に住み、永住権を取得した人が何人もいました。

しかし、ご存じの通り、香港は今や一国二制度は骨抜きになり、中国本土の強権的な統治下に置かれています。外国人の居住に対する制度がいつ変更されてもおかしくないわけです。

また、マレーシアは、MM2Hという10年滞在できる(た)長期滞在ビザを発行していました。これは、次の要件を満たせば発行可能でした。
・50歳以上
・月収25万円以上得ていること
・資産900万円以上保有していること
・定期預金400万円以上保有していること

fire20210908
↑以前の条件なら簡単にクリアできそうだが・・・

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この条件をクリアし、長期滞在ビザでほぼ永住の暮らしをしている人がたくさんいます。
しかし、これが、2021年10月から次のようになりました。
・35歳以上
・月収100万円以上(!)得ていること
・資産4000万円以上(!)保有していること
・定期預金2500万円以上(!)保有していること

これが現実なのです。国の政策が変わり、要件が厳しくなれば、もうそこにはいられなくなるのです。
年齢要件は、35歳からOKに変わった一方、収入と資産の要件はかなり厳しいです。要するにリタイア人材は不要!という政策に変わったのです。若くて事業をやっているような有能な人たちに来てもらいたい、半端な高齢者はお帰り下さい、と。

となると、日本に帰国せねばなりません。しかし、物価の安い国でギリギリFIREをしていた人が、帰国してFIRE状態を続けるのは難しいかもしれません。

「働けばいいじゃない?」とあなたはおっしゃるかもしれません。しかし、何年も働いていない状態では、人材としての価値は低く、しかも中高年では再就職もままならず・・・。

FIREにとって最もリスクなのは、アテが外れて中高年で再就職をしなければならないことです。それはとてもとても恐怖です。ギリギリの資産でFIREするとは、そういうリスクと隣り合わせということに他なりません。

すべてはあなた次第です。
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