ぺんたゴンチャです。

自分の資産って世間的に見たら少ないのかな？と気になることはないでしょうか？或いは、「みんなどれくらいお金を貯め込んでいるんだろう？」と気にしたことはありませんか？

その答えは、政府の統計にあります。定期的に調査していて、総務省統計局のWebページから誰でもそのデータを見ることが可能です。ざっくりと結果を言えば、中央値は650万円で、資産1200万円未満が7割近くを占めるというものでした。

ですので、もしあなたが1000万円ほどの貯蓄をしていたら、世間一般から見れば、そこそこお金を貯め込んでいるお宅と言えます。確かに、普通に1000万円を貯めようと思ったら、毎年100万円ずつ貯めても10年間かかるわけで、なかなか難しいと思います。

若いときは給料が低いのでそんなには貯められませんし、子供がいたら今度は教育費と住宅ローンで、これまた貯めるのが難しいですから。あったら使ってしまう、ということもあります。

そのような中、1000万円以上の貯蓄に成功した方は素晴らしい家計コントロールができていると胸を張って良いです。
こちらがその調査結果です。

↑ヒストグラムは平均値がアテにならないことを教えてくれる。

さて、驚くべきは最も多い世帯（27.4%）が150万円未満の資産しか持たぬことです。もう少し横軸を広めに見ても、資産450万円未満の世帯が46%ということで、およそ半数のご家庭（一人世帯含む）が大してお金を持っていないのです。

東京カレンダーが超絶映え飲食店の特集をしても、知人がインスタにおしゃれカフェのアタシな写真をアップしても、街で不釣り合いなブランドバッグをひけらす輩がいても、しかし、これが世の中の実情です。

もう一度申し上げます。

世間の半数は450万円の資産すら持ち合わせてはいない。どれだけ自分を良く見せようが、数字は残酷に真実を語るのです。

ちなみに、上位からの累計を見ると、7500万円以上は総世帯の内2.1%を占め、5000万円以上で見ると、上位5%です。これは野村総研の富裕層調査の結果とかなり近いです。あちらの結果ですと、5000万円以上は準富裕層とタグ付けされ、上位から累計6%程度でした。

おしゃれカフェで東京カレンダーごっこするのでしたら、まずはこのレベルになってからにしてほしいものです。そのようなものにうつつを抜かしていては、無駄な出費が嵩み、アーリーリタイヤ、FIREなど夢のまた夢です。

すべてはあなた次第です。