ぺんたゴンチャです。

あなたは景気循環銘柄というのをきいたことがおありでしょうか?読んで字のごとく、景気循環に業績が左右される銘柄のことです。或いは、景気循環に敏感に反応する銘柄ということで、景気敏感株と言ったりもします。
さらには、英語で循環(=サイクル)をシクリカルということから、シクリカル銘柄とも言います。

景気循環株の代表は、建設業、建設機械、鉄鋼、鉱山、電子部品や機械部品、海運、空運、化学、資材、金融などです。日本なら商社もこの筆頭です。

これらの事業は大きく景気に左右されます。昔からある事業ですから、どんどん業績が成長していくことはもうありません。というと言い過ぎなのですが、それよりもずっと景気の波の影響の方が大きいのです。

また、業績が成長せず、昔から存在する事業ということで、オールドエコノミーとも呼ばれますが、
先ほど挙げた業種を想像してもらえれば、そのネーミングもご納得いただけると思います。

これらの企業は成長しない代わりに、稼いだ利益を株主に多く還元する傾向があります。つまり、配当が多めです。配当利回りが高いことから、初心者の投資家が「買ってずっとホールドするぞ!」と勇んでなけなしのお金を突っ込みがちなのもこの辺の銘柄です。

こういう人たちは大体、途中で損切りする羽目になります。それは、買うときは景気が良くて配当を出してくれるときなのですが、先ほども申し上げたとおり、景気が悪くなると、当然株価は低迷しますし、配当も下げますので、我慢して持っていられないのです。

ではどのように攻めれば良いのでしょうか?

まずは、こちらのチャートをご覧ください。これは世界最大の建機メーカーCATの株価です。
cat20210830
↑景気循環銘柄は上昇と下落が明確。

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黒い線で株価をなぞっていますが、山と谷がはっきりしているのがお分かりになると思います。
これはまさに景気の波です。

リーマンショックの1-2年前から株価は上がらなくなり、2008年にリーマンショック発生、その後、政府の財政出動で景気は持ち直し回復、2011年、景気が回復すると株価は上がらなくなりました。
その後、2015年にチャイナショックが発生し大きく下落。

2017年まではこのチャイナショックからの景気回復で株価上昇。
2018年はトランプ大統領の対中摩擦により株価は上がらず、2020年にコロナショック、その後はワクチン期待により回復し、現在は中国景気の減速懸念から株価は下落基調となっています。

あなたはお気づきでしょうか?第一に言えることは、景気の回復の初めに買うべきだということです。この手の銘柄は景気が良いときは株価はギクシャクします。景気が良いときに買ってはダメなのです。

それから、中国景気の影響が大きいのもこのセクターの特徴です。中国景気の動向が怪しくなってきたときは決して手を出してはいけないのです。
つまり、今はシクリカル銘柄に手を出すのは適切な時期ではないことがご理解いただけると思います。

数年に一度は〇〇ショックと呼ばれるような暴落がありますから、そのようなイベントの後、回復過程で買えば、インデックス投資よりも多くの利益をもたらしてくれます。

すべてはあなた次第です。

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