ぺんたゴンチャです。

米国株相場は大荒れでした。このところ調子が良かったアップルは-1.1%、マイクロソフト-0.5%、ウォルトディズニー-0.98%、スリーエムは-1.7%と、久々の大きな下げです。

下げの原因は、米中合意が年内は無理そうだとのニュースに反応してのことです。

さらには、香港情勢がかなり緊迫しており、米国議会には香港人権法案が提出されていることから、貿易問題での解決にかなり影響しそうなことが嫌気されたためです。

また、ホームデポの決算もイケてなく、消費者マインドが徐々に冷え込んでいるのではないか?と心配する向きがあるのも影響しています。

つい先日まで、最高値更新しまくりで、投資家たちはたいへんに強欲な気分だったと思います。相場格言として、多くの人々が強欲なときは弱気でいるべし、多くの人々が弱気な時は強欲にいくべし、というものがあります。

強欲度合いの指数を表すのは、「Fear & Greed Index」です。100に近いほど、強欲であり、0に近いほど弱気を表します。
次のグラフをご覧ください。

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現在の強欲指数は、74です。まだまだ高い値ですが、90を超えていたことを考えると、かなり下がってきました。
ちなみに、去年の今頃はこの指数はたったの7pointでした。大変に弱気だったわけです。多くの人々が「すわ、リーマンショックの再来か」などと言い、暴落論者が跋扈していました。

その後は、ご存じの通り、米国株は最高値を更新し続けてきました。要するに、Fear & Greed Indexが高いときに買うと損しやすく、低いときに買うと儲かりやすいと言えます。

まだ70ポイント以上あることを考えると、もう少しこれが下がってから買い始めるのが良いかもしれません。

しかし、相場はまだまだ上がります。

理由は、強い住宅市場です。現在の住宅着工件数は、予想を下回ったものの、2カ月ぶりに上昇し131.4万戸となりました。また、失業率は史上最低の3.6%であり、米国経済の強さを感じさせます。

その上、FRBパウエル議長やニューヨーク連銀総裁たちは、「米国経済は非常に調子が良く、利下げの必要はない」と明言しました。

現在の株価下落は、上昇トレンドの中のよくある小さな調整でしかありません。次のグラフをご覧ください。

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この通り、急落したと言っても、全然大したことがないことがお分かりになると思います。こうしたちょっとした調整時に慌てて損切りしたりする人は、もう一度、投資戦略の研究と銘柄研究に力を入れると良いでしょう。

長期投資を着実にものにするならば、どうなるか良くわからない会社に投資してはならないし、自分が理解できない会社へも投資してはなりません。

少し株価が下がっただけで狼狽するようでは、投資先を信じていないからです。というより、信じられるだけの根拠を集めきっていないのです。そのような姿勢で投資に取り組む限りは、決して儲からないでしょう。

すべてはあなた次第です。


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