ぺんたゴンチャです。

NISA制度を恒久化しようという金融庁と証券業界の願いは、奮闘むなしくアホな政府によって見送りとなりました。

理由は、「NISAは富裕層を優遇する為の制度だから」だそうです。
本当に頭が悪いですね。

こういう意見を持っているのは、ほとんどが知恵がない貧しい人々です。

以前、2ちゃんねる創始者のひろゆきさんが「バカだから貧乏になる」と身も蓋もないことをおっしゃっていましたが、まさにそれを地で行くものです。

NISAがどういう制度なのかを理解すれば、富裕層優遇でないことはすぐに分かります。

念のため、NISAについて振り返ります。
普通は株式を買って、売って、利益が出ると、その利益に対して20%の税金がかかりますが、この税金がなくなる制度です。無限にこれが利用できるわけではなく、年間でたったの120万円分の購入枠しかありません。

わずか年間120万円分の非課税購入枠が「富裕層優遇」なのでしょうか???意味が分かりません。
寧ろ、普通のサラリーマンがコツコツ買い付けて、税金を取られず済むことによって、早く資産形成するための素晴らしい制度だと、私ぺんたゴンチャは認識しています。

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退職後の生活は年金で100%自足できないわけですから、自己資金はどうしても必要になります。

その時のために、資産形成として株式投資をするのは自然なことですが、それを促進するのにも、非課税枠があることがかなり役立ったわけです。

しかし、多くの頭の中が貧しい国民たちは「NISAは富裕層向け!」と批判することで、せっかく政府が用意してくれた優遇税制を自分でフイにしてしまいました。自爆です。

政府は次の選挙で勝つ必要がありますから、そうした反応が理性的でないと本心では思っていても、アホな国民に寄り添うわけです。こうして、政治というものは衆愚化していき、頭の悪い人々にウケることばかりになっていきます。まったく嘆かわしいことです。

この話を申し上げて、何か思い出しましたでしょうか?

そう、いわゆる「老後2000万円不足問題」です。あれも、金融庁のまともな職員たちが分かりやすくまとめてくれて、一般に公開してくれた資料を、「2000万円足りない!どうしてくれるんだ!」という訳の分からない政府批判のネタとして使われてしまいました。

批判しているのは、文章がまともに理解できない人々です。

寧ろ、金融庁の報告書では年金は割と楽観的に貰える扱いに近かったと思います。それでもなお、豊かな暮らしをしたいなら、自己資金が必要ですよ、と非常に単純な計算例を示したに過ぎません。

あとは、受け手が自分の生活スタイルなどに合わせて、その内容を参考にいろいろとシミュレーションするなり、資産形成のプランを考えるなり、役に立てれば良かっただけです。

しかし、バカなのでそれが分かりません。

挙句の果てには、「なけなしのカネで投資というギャンブルを国民に奨めている!」とリテラシーの低い国民たちが大合唱したのでした。

NISAの件にしても、2000万円不足報告書の問題にしても、私たちがよく分かったのは、「投資は一部のお金持ちがやるギャンブルだ」という認識が大多数の国民にとって心地のいい捉え方だということです。

実際に、有価証券等に投資している国民は10人に1人いるかいないかです。

おそらく、今回のNISA恒久化見送りによって、「誰にとっても株式投資が長期の資産形成に役立つ」という考えが広まる機会が永遠に失われたと言っても過言ではありません。

あり得ないほどの低金利下で、リテラシーのあるひとと、そうでないひとの間のギャップはますます広がることになるでしょう。とはいえ、リテラシーが低いおバカな人々がどうなろうが、あなたや私にとって、どうでもよいことです。

投資は富裕層のものではなく、「わかる人のもの」という存在に、いよいよなってしまったというわけです。

すべてはあなた次第です。


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