ぺんたゴンチャです。

マイクロソフトが昨日、2019年第4四半期の決算を発表しました。超好決算の上、配当を11%も増やしてくれて、しかも自社株買いも発表し、これにより株価は上昇しました。

あまりにも素晴らしい銘柄で目がくらみそうです。

FANGを始めとしたハイテク銘柄は終わっただの、ハイテク株を買う奴は情弱だの色々とうるさいですが、着実に投資家の期待に応えてくれるマイクロソフト株は終わっていません。

一部の声に惑わされて、「ハイテク株はダメなんだ・・・ディフェンシブ銘柄を買わなきゃ」とばかりに、ポートフォリオのほとんどをタバコの煙でいっぱいにして、株価下落で歯を食いしばっている「賢いディフェンシブ投資家」の人々もおいでかと思います。

なんでもやりすぎはいけません。バランスが重要です。

さて、マイクロソフト(ティッカーMSFT)は現在はそれほど高配当株ではありません。配当利回りは1.45%に過ぎません。これはS&P500指数の配当利回りよりも少し低いです。

しかし、増配率が凄いのです。次のグラフをご覧ください。

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大体毎年、8%から14%くらいの増額をしてくれています。ざっくりいって、7年ほどで貰える配当は倍になります。

配当の原資は当然、利益です。利益のうち、どの程度を配当に回すかは、企業によりますが、通常は40%~60%くらいがメジャーです。低ければ低いほど、現時点でももっと配当に回せるという意味になります。

  MSFT
配当利回り 1.45%
ペイアウトレシオ 35.6%

ペイアウトレシオは、35%と余裕の財務状況となっています。

今回、マイクロソフトは自社株を発表しましたが、自社株を買うと市場で流通する株数が減る為、残った株の価値はその分上がります。

配当をする代わりに、最近は自社株買いで1株の価値を上げて、投資家に報いるのが流行りです。配当や自社株買いを可能とするのは、非常に強い財務なのですが、その一つの尺度は、現金をどれだけ保有しているか?ということです。

マイクロソフトは、アップルと並び、世界ナンバーワンクラスのお金持ち会社です。有り余っているのです。カネが。

そして、利益もすさまじい勢いで成長しています。

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クラウドサーバのサービスやサブスクリプション化した様々なビジネスアプリケーションが世の中でウケまくり、業績のドライバーとなっています。この流れは止まらないでしょう。

私たちサラリーマン労働者からしても、普段の仕事でマイクロソフト製品を使わない日は、アーリーリタイヤしない限り来ないのです。

現在は、ERPやCRM、ビジネス用のチャットを売りまくり、もはやOSとOfficeを1回売って終わりの商売をしていたころとは、まったく違うのです。あなたの仕事の現場でも、あらゆるものがマイクロソフトに巻き取られている感覚を覚える人も多いかと思いますが、その感覚は正しいです。

それは競争力の高さに表れます。それを見るのには、営業CFマージンを計算すると良いです。
  MSFT
売上 125843
営業CF 52185
営業CFマージン 41.5%
単位:百万ドル  

営業キャッシュフローマージンは驚異の41%です。文句なしに素晴らしいです。

そんな超優良銘柄のマイクロソフト株ですが、今が買い時でしょうか?今、急いで買って良いのでしょうか?それには、PERの推移を見てみるのが良いです。

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予想ベースのPERは低いときで、10倍台でした。高いときは28倍台ということでしたが、現在はどれくらいでしょうか?

来季のEPS(一株利益)が、仮に今季の1.2倍に成長すると仮定しますと、来期のEPSは5.7ドルくらいです。これに過去のPERを掛ければ予想株価となります。

というわけで、ずばり、2020年6月決算時の予想株価は、120ドル~160ドルです。

この予想株価からすると、現在の株価140ドル台は、それほど高くはないと思いますが、割安とも言えません。マイクロソフト株はあなたや私のような投資家をお金持ちにしてくれますが、それでも買い値にはこだわりたいですから、少し調整するタイミングを狙っていくか、定期的にコツコツ買い付けていき、高値掴みを避けるのが良いでしょう。

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