ぺんたゴンチャです。

米国株をはじめとした外国株投資をする日本人が増えていますが、投資スタイルは相変わらずであまり儲けていない人が多いようです。あなたは、株式投資で儲ける手法を「安く買って高く売る」とお思いでしょうか?そして、利益が出たら「すぐに確定したい」とお考えでしょうか?

それらはすべて短期トレードの手法であり、長期的に莫大な利益を得られる機会を自ら絶っているようなものです。

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現在、アマゾン株の発行株数の内、2%弱が日本人投資家によるものです。アップルも同じくらいを日本人投資家が保有しています。両社とも、長期的な成長が期待できる銘柄ですが、日本人は、相場が高くなればすぐに売っていることが、政府統計から分かっています。

はっきり言って、非常にもったいない投資行動です。米国株は長期的には株価は上がり続けます。それは一直線ではなく、上がったり下がったりを繰り返しながら、結果的に上昇していくのです。

バフェットが「百年後のダウは100万ドルになっている」と予言したことは有名です。
少なくとも、過去32年の米国株の成績は年毎に表すと、マイナスの年は6回しかありませんでした。これは必ず覚えておいてほしいことです。
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それなのに、ちょっと上がったら利益確定、ちょっと下がったらビビって損切りということをしていては儲かりません。

長期的に莫大な利益を得るには、下がってもガチホを続けることです。もちろん、個別株に投資していて、その企業がもう儲からない体質になったとかなら、容赦なくポートフォリオを組みなおすべきですが、信じるに足る銘柄であれば、ガチホ、寧ろ、下げたら買い増すくらいではないといけません。

日本人が好きな投資スタイルである、ちょっとあがったら利益確定スタイルは、短期売買には有効です。しかし、これを続けるのはたいへん難しいことです。短期売買は企業の長期的な成長からの株価上昇ではなく、相場のノイズを捉えることからの利益なのです。

要するに需給とタイミングです。

投資家の与沢翼さんによれば「パターンを毎日毎日浴びるほど見ると読めるようになる」とのことですが、これこそセンスの問題ですし、そんなに浴びるほどの値動きを見る時間も、あなたは私のようなサラリーマン投資家にはありません。

しかし、なぜ、それほどまでに難しい投資手法を日本人は好むのでしょうか?これには、ここ30年の日本の株価の動きに理由があります。

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この日経平均の動きを見てください。右肩上がりとは言えず、レンジ相場のようにも見えます。要するに株が上がったら、早いうちに利益確定しないとなくなってしまうのです。

経済全体が拡大しているわけではないので、株価もいったりきたりなのは当然のことです。そのタイミングを計ることは、やはり難しい為、日本の株式市場はどちらかというとプロ向けの市場なのです。

もしあなたがお金持ちになりたいのなら、せっかく米国株に投資しているのなら、長期的な経済の成長の恩恵を受けるべく、信じられる銘柄を保有し続けることが重要です。