ぺんたゴンチャです。
アメリカには優良且つ高配当な銘柄がゴロゴロしています。これを使うと、あなたの年収を上げることが可能です。こうした銘柄を買い付けて、毎年配当金を貰うことで、本業の年収+配当金で年収アップとなるわけです。
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例えば、現在最も配当利回りの高い米国株は、AT&T(ティッカーT)という通信会社です。日本でいうNTTです。配当利回りは、6.5%ありますから、1000万円分、この株を買えば、毎年65万円の収入増となります。普通のサラリーマンの月給2カ月分です。
この65万円を使って、さらに同じ株を買います。買った分、翌年はさらに配当金を貰えます。これを毎年繰り返していくと、10年後、20年後に貰える配当金はどれくらいになるでしょうか?
10年後に115万円、20年後には毎年215万円の配当金を受け取ることができます。公的年金の月額が夫婦で20万円ほど(年240万円)ですから、これと合わせておよそ450万円の年収ということになり、老後の収入としては非常に良いと言えます。
老後の収入が目当てであれば、元本の目減り、つまり株価の下落はあまり気にする必要はありません。というのは、配当が継続する限り、元本の目減りはカバーできてしまうからです。
例えば、このAT&T株でしたら、株価が30%下がってしまったとしても、年6.5%の配当金を5年間受け取れば、株価下落分をカバーしてしまいます。そこが株価の大底であったなら、それ以降はただお金を産み出すだけのお金マシーンになります。
しかも、現在、AT&Tは34年連続で配当を増やし続けています。配当をきちんと出すだけでなく、配当金を増やし続けているのです。毎年の増配率は2%程度ですから、インフレ率にどうにかついていっている程度と言え、この点は及第点でしょう。
逆に言えば、株価上昇も期待できず、かと言って、配当増加がインフレ率にすらついていっていない銘柄は高配当銘柄といっても買うべきではないと言えます。
それでは、元本の目減りは気にする必要はなく、連続増配もしているとすれば、もう完璧なのでしょうか?いいえ、リスクはあります。それは配当金の減額、或いは配当を出さなってしまうことです。
あなたは配当金の原資は何かお分かりになっていますか?そう、売上です。業績が悪化すれば配当金が減らされることは十分あり得ることです。そして、高配当銘柄というものは、既に成熟した産業、事業であることが大半であり、成長要素がほとんどありません。このような中で業績が悪化すれば、回復は難しいものとなります。
なぜなら、図体ばかり大きくなった成熟企業で、メインとなる事業が儲からなくなったとしたら、ちょっとした新規事業を手掛けたところで儲かりはせず、衰退の道を辿るしかないからです。別の言い方をすれば、高配当戦略は、衰退して滅んでいくまでの間、配当金を安定的に貰う戦略なのです。
高配当戦略を取る場合は、「投資先の銘柄が本格的に衰退の道を辿り始めたとき、どうすべきか」を当初から考えておく必要があります。
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