ぺんたごんちゃです。

株式トレードには色々な戦略がありますが、まず決めないといけないのはどのような投資スタイルで取引するか？です。要するに、いわゆる短期投資（投機）で行くのか、長期投資で取り組むのか、です。

短期トレードと長期トレードで必要な能力と態度・姿勢・心持ちは同じ部分もありますが、大半、かなり異なりますから、あなたが投資スタンスを決めるのは大変に重要です。日々の投資活動の拠って立つところです。

原資が少なくて、ソッコーで金持ちになりたいあなたのような俗物には短期トレードがお似合いかもしれません。

短期トレードが儲かる原理は、そのときどきの相場参加者の心理を読み、先んじて行動することで儲けに繋げます。短い時間で企業の本質的な価値が上がったり下がったりするわけなどないのですから、そこでついている株価はトレーダーたちの心理のぶつかり合いによるものです。その駆け引きによって儲けを出します。

ある種のパターンはありますが、当然、ずっと四六時中マーケットに参加している人のほうが有利で、素人には厳しい世界です

そして、ゼロサムゲームです。誰かが儲かれば、必ず誰かが損しています。

長期投資は、投資先の成長を見守る戦法です。或いは景気の循環にあわせて業績が変化していくことによる株価変化を予想して投資をします。

これは勉強次第で儲けることができるようになります。なぜなら、資本主義の世界というものは、ひたすら経済規模が膨張していく社会制度という前提がありますから、あとは勉強次第だからです。米国のような成熟した国であっても、そこにある企業は世界中で商売をしていて、地球規模の人口増大と経済成長を謳歌することができます。

別の言い方をすれば、長期投資はプラスサムのゲームです。ゲームの参加者みんなが儲かるということも可能です。

短期投資も、長期投資も重要なことは、株価は企業の内在価値によってつき、短期的には、マーケット参加者の心理によって、その評価が大きくブレルということです。

あなたが短期投資で儲けたいにせよ、長期投資で儲けたいにせよ、やはり企業の経済活動が株価に反映される、その仕組みを学ぶのがどうしても必要です。

一つの例を出してみましょう。

P&Gという会社の株の動きです。アメリカの会社です。台所の洗剤等で世界中で有名ですが、たぶん、みなさんのお母さん達はアメリカの会社などと微塵も意識していないことでしょう。それほどまでに身近な会社です。

実際に長い目で見て、ずっと株価は上昇してきています。

そして次のグラフは売り上げです。これもずっと右肩上がりです。アメリカという国はとっくに成熟した先進国なのにです。

これは世界中で商売しており、商売の対象になる人の数がどんどん増えているからです。世界の人口は、1970年には37億人でしたが、現在は73億人もいます。

ブランドを確立した会社は世界中で商品を売り捌きます。Ｐ＆Ｇにせよ、マクドナルドにせよ、エンターテイメントでいえばディズニーにせよ・・・。

こう考えると儲からないと考える方が不思議ではないでしょうか？

ただし、先に述べましたように、短期的には相場参加者の心理で価格は大きく上下にブレますから損失は出ますし、長期的には株価が会社の成長に合わせて上がるとはいえ、何年も何年も上がらないかもしれません。もしかしたら生きている間はずっと下がっているかもしれません。

長期投資で地味に行くか、短期投機でソッコーで金持ちになる夢を見るか　ーただし、それは幻想かもしれませんよ、ーすべてはあなた次第です。