私はいわゆるプロジェクトマネージャーな仕事をしているのですが、諸般の事情でプロジェクトチーム内に使えないおっさんが居ることがあります。若手なら指導できるし、まあ使えない奴でもなんとかしますが、その使えない奴が立場が微妙に上のおっさんだと困る。

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最も困るのがこのおっさんが一応プロジェクトの代表者というケースです。上長への連絡係り、他の関係者との窓口を担うわけで、結構重要です。この人経由で情報の出入りがあったり、必要な場合は上部組織での支援対応を要請してプロジェクトを円滑に進める画策をしたり、という役割になります。


ここがアホになっていると、プロジェクトは骨抜き状態になる。戦略でミスってしまうということです。現場が戦術でがんばっても勝ち目がなくなる。
まさに私が担当したプロジェクトに使えないおっさんが居て、仕事が泥沼化する寸前になりました。最初は、このおっさんを立てるように気を使っていましたが、ある時点から私は鬼になった。プロジェクトがめちゃくちゃになるよりは、おっさんの面目を潰してでも戦に勝たねばならないという思いで。
まず上長へは私から状況の連絡相談をするようにしました。次におっさんの持っていた連絡先(当初は隠していた)にも私から折衝するようにしました。打ち合わせにも積極的に呼ぶことをやめました。情報の流れを掌握しました。その内関係者たちはおっさんではなく、私とだけ話をするようになりました。

結果、プロジェクトは成功の内に終わりました。

今、そのおっさんはこの仕事だけでなく他のあらゆる業務で同じような目にあっている。日本の会社は人を簡単にクビにできないからです。でもそこそこの給料を与えられています。株主からすると噴飯ものでしょう。投資したお金がタダメシに消えているわけですから。日本の会社のROEが低い理由の一つはパフォーマンスの低い社員のクビを切れないことにある。しかも、こういうパフォーマンスのいけていない社員は他の社員にも迷惑をかけます。私のプロジェクトの例のように、年齢だけで重要な立場に入ってきて迷惑をかけるわけです。足を引っ張り、後ろから撃ってきたりするわけです。アホな指揮官は兵隊を死地に追いやる。

クビを切れない代わりに、まともなマネージャーたちはこういう社員の仕事を干します。このおっさんからすれば、仕事をせずに高給を与えられるのですからある意味サイコーです。とはいえ、人間には自尊心がありますからそんな状態で一日中過ごすのはキツイ。かくして耐えられず退職していくというわけです。美しい日本のリストラ風景です。まあ辞めてもいくとこがないのでそういうおっさんたちは普通に居座るんですけどね。

お金持ちになりたいなら、こんな奴らに良いようにされてはいけない。根回しした上で仕事を自分のコントロール下に置きましょう。やり過ぎは良くないので、適当に気分よくなってもらう為によいヨイショしておくこともお忘れなく。